カテゴリ:札幌市 不動産売却動画 / 投稿日付:2023/07/04 17:54
どうもこんにちは。センチュリー21 テンズホームの渡邊でございます。
今回解説させて頂く内容は【借地権付建物の売却の注意点は?】です。
借地権とは・・・他人の土地を借りる権利のことです。
借地権付建物とは・・・他人の土地の上に建っている建物です。
一般的には土地と建物の所有者が同一であるケースが多いので、マイホームを購入する際には土地と建物を一緒に購入することになります。
それに対し、土地と建物の所有者が違う物件の場合、土地を借りる権利と、建物の所有権を一緒に購入するといったイメージです。
相続により借地権付建物を取得した場合、売却は出来るのか?
→可能です。しかし、注意点があります。
まずは売主は、地主に承諾をもらう必要があります。そして、承諾+承諾料の支払いが必要になります。
新たな借地権取得者が毎年地代を支払ってくれる保証がない為、そのリスクに対して支払う必要があります。料金に関しては地主との相談になりますが、一般的には借地権価格の5%~15%が相場と言われています。
地主より承諾を頂いたら、いよいよ売却となります。
方法は大きく3つあります。
① 借地権付建物として売却する。不動産会社と媒介契約を結び、通常の売却方法で売却する。
自由度の高い販売方法ではありますが、土地を併せて購入できる物件がライバル物件となる為、販売価格を相場より下げなければ売れ残る可能性があり、買い手が付くまでの期間が長引く可能性があります。
② 土地所有権のセットで売却する。地主から土地所有権を購入し、所有権を完全に取得する為、価値が上がり売却しやすくなる。
ただ、借地権を事前に購入する為先に持ち出しが必要になる。
③ 土地所有者に売却する。構図として地主が借地権を買い戻す形になります。地主が買い取ってくれるかどうかは交渉次第になります。
借地権付建物は、地主の承諾さえ取れれば売却する事ができますが、地主から借地権付建物の売却許可を取るためには、借地権契約に関する知識や交渉力が必要不可欠です。
先走って売出してから地主に相談すると、トラブルの原因にもなりかねません。借地権付建物を売却する時には、不動産業者と相談した上で説得を任せましょう。
今回のテーマに限らず、不動産に関する質問・疑問がある方は、お気軽にお問い合わせください。
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